どんな企業研修が必要なのか?
企業研修の内容を決める前に、どんな目的と結果がほしいのかを明確にします。10年超で、全国の企業で年間150超える企業研修の講師として、ご担当者と話をしてきました。私の場合は、企業研修やセミナー、講演会の派遣エージェントは一切通さず、直接ご依頼いただいてきたので、現場で、どんな企業研修の選び方をしているのかを知っています。
企業研修ご担当者の悩み
多くの企業で、共通しているのですが、「どんな企業研修を選んでいいかわからない」のです。
たとえば、私に研修の説明や相談があったときに、お話を伺ってみると、こういうケースがあります。
■企業研修ご担当者:
「接客が、もうちょっと明るくお客様と接してほしいんですよね。なんとなく、うちの接客社員や、営業社員が元気ないというか、お客様と楽しそうに話していないので、前回マナー研修やったんです。ですが、売上上がらないし、サービス調査の結果もとくに変化ないんですよね・・・」
大企業になるほど、企業研修の派遣会社の営業がやってきて、その人にご依頼する傾向が多いのですね。まとめてどんなジャンルの講師も依頼できるのが、とても楽ですので、それも一つの選択です。
しかし、目的がはっきりしている場合は、その結果を的確にもたらす講師は、派遣会社には登録してないことが多々あります。なぜかというと、実力のある売れる講師というのは、派遣会社に登録する必要がないんです。直接、口コミや紹介などで、研修依頼がくるからなのです。
欲しい結果を、明確にして、講師を選ぶということを意識することが大切です。なんとなく決めるのはやめましょう。
営業社員の売上アップが目的、サービス調査の結果を上げたいのに、マナー研修をやっても、売上は上がりません。社内コミュニケーションの改善も同様です。
基礎を身に付ける研修を選ぶのであれば、とりあえず、基礎をわかってもらうだけである、と認識して研修を取り入れましょう。
ここからは、よくある企業研修をランキングでまとめました!
おすすめの企業研修のランキング!
第1位 新人向け~ビジネスマナー研修
社会人としての初心者向けですね。仕事をしていく上で、ビジネス上の必要なマナーや常識を学んでもらう内容です。社会人としての心構えや、挨拶のキホン、お辞儀の基本と動作、言葉遣いや敬語、電話の応対やセリフ、来客時の対応の方法やお茶の出し方、ご案内の仕方、名刺交換、など基礎を学びます。学生から社会人になり、多くの会社では最初の研修として取り入れるところが一般的です。
第2位 新人フォローアップ研修
入社直後に実施した新入社員研修のあと、しばらく時間をおいて、業務に慣れた頃に、実施する研修です。最初の研修の実施後3ヶ月~1年程度に実施することが多いですね。ちょうど現場での仕事に慣れ、改めて入社してからのことや、疑問に思っていること、現場を知ってからもう一度、大切なポイントや復習を実施することで、改善点を見出し、より身につく機会になります。
第3位 ビジネス文書やメールの書き方研修
ビジネス文書の作成や、お客様への対外的なビジネスでのメールの書き方や常識を学びます。学生時代にしていたメールとは、言い回しや常識がまた違っていますので、社会人として、対外的にどのような文章でのやりとりをすればよいかを学んでもらう内容です。
スキルアップ企業研修ランキング~実力をつける!
第1位 好印象・好感度アップ研修
人から好かれる、好感度の高い人になるのは、新人も上司も同様に必須なスキルです。能力の差や経験の差は、各人あるものですが、お客様から選ばれる、気持ちの良い人、また会いたい、相談しやすい雰囲気の上司、など、人に与える好印象のスキルは、年代、男女、職種などを問わず、必須のスキルです。社内の人間関係や良いと、業務の遂行がスムーズなり、辞める社員が減るなど、恩恵があらゆる場面で発揮されます。
第2位 話し方、伝え方のコミュニケーション研修
話し方、伝え方が良くなると、円滑なコミュニケーションが実現されます。社内の人間関係はもちろん、お客様からも、話していてわかりやすい、話しやすい、と、紹介が発生したり、リピート率が上がることに繋がります。ビジネスは、社内も上司部下も、部門間も、顧客も、結局は人間関係で成り立っています。
第3位 営業接客スキル研修
販売のノウハウや、お客様の心を惹きつけるトーク術、ビジネスの販売心理学、マーケティング、クロージングの仕方など、実践的な営業成績を向上させるための研修です。各業界や業種によって、すぐに結果がでるような、研修を選んで実施しましょう。業種や業界に特化している内容をピンポイントで学べる企業研修は、業績向上に直結しやすく人気です。
例:住宅営業向け研修、販売接客トレーニング、笑顔トレーニング、マーケティング研修、医療従事者の研修、サービス調査向上の研修、ホテル接客、百貨店接客研修など。
笑顔の接客が身につくスローガンの5つコツ!スタッフが楽しく売上をアップする仕組みづくり
笑顔トレーニングを朝礼で取り入れる方法!営業と接客の販売力を劇的にアップ!
第4位 ロジカルシンキング研修
ロジカルシンキングとは、論理的な思考を使い、物事を整理したり、要素に分けたり、仮説や分析で、相手に論理的に伝えるための思考法の一つです。自分の考えを、きちんと整理しできるようになると、パワポの資料やプレゼンの基礎になります。
第5位 プレゼンテーション研修
プレゼンテーションをする場面では、対外的に、ビジネスの説明や効果を伝えたり、社内で説明や情報を提供したりと、人に伝える、人前で話す、というスキルになります。堂々と、わかりやすく、なるほど、と相手に説得と、ユーモアと惹きつける力が身につくと、ビジネスでは、より実践的な場面で使えるでしょう。
第5位 モチベーションアップ研修
仕事へのやる気は、自分をみつめることから始まります。意識や心の持ち方が、仕事の効率や、ビジネスの結果を出していくためには、避けることができません。人は、命令されて、指示されて、ただ仕事する作業する、という社内のシステムだと能力を引き出せなくなる原因にもなります。自ら考え、行動する、自発的社員をコツコツと育てることが、企業繁栄の基礎なのです。
モチベーションの上げ方!仕事のやる気を継続、成功する10の方法!
第6位 イメージング研修
アスリートは、当たり前にやっているイメージトレーニング。ビジネスで結果を出したいと強く願うならば、潜在意識を効率的に利用して、業績アップや目標実現を手に入れましょう。いくら教えても、怒鳴っても、業績が改善されない、あと一歩結果がでない、一度成功を手に入れたけど、そのあと転落するなどの原因の多くは、本人も自覚できない「無意識」=潜在意識に入っているデータが現実や行動をつくっています。
業績アップの他に、営業先で怒鳴られたトラウマの改善、管理職なり、数値や部下のトラブルで、心がすり減ってしまう、そして、経営者も、業績や社内問題の他に家庭内の問題で、うつ病になってしまう状況も減らすことができます。
リーダー向けの研修ランキング
第1位 管理職研修:部下への接し方研修
管理職になると、自分が作業や業務をこなすだけではなく、部下の育成もしなければならない立場になります。すると、思ったように部下が動かない、とイライラしたり、指導方法や接し方がうまくいかないと、壁にぶつかる人もすくなくありません。自分が仕事ができるのと、部下を育てるは、また別の能力なのです。
基本的には、コミュニケーション能力が高ければ、できることなのですが、管理職向けの研修に出向くと、ほぼ基本ができていません。好かれる好印象のスキルと、対人関係のコミュニケーションスキルが、きちんと身についてないことが原因であることが多いのです。基本のコミュニケーションスキルを最初に、身に付けることをお勧めします。そのあと、上司と部下との関係に役立つ育成のノウハウや知識がわかると、うまくいきます。
■よくある管理職・上司の問題
・部下の話を聴かず、自分のアドバイスを始める
・怖い雰囲気で、話しかけにくい
・すぐイラつく
第2位 リーダーシップ研修
部下を個別に指導していくほかに、現場全体をまとめる力が必要になってきます。店長や営業チームを率いるリーダー、工場や現場など、チームとして、業務遂行をスムーズに、円滑に実施するために必要なリーダーシップを学びます。チームが求められる業績や目標達成のために、導く存在であるリーダー。中堅社員になってくると、上司からの指示だけではなく、自分で考え、実行する主体性が重要視される時期ですね。チームをまとめる力を改めて学ぶと効果的です。
第3位 管理職新任のための基礎研修
業務はバリバリこなし始めると、プレイヤーから部下をまとめる管理職としての考え方が必要になります。課長や係長、支店長、部長など、管理職とは? その役割や考え方、のスキルを学びます。その中には、リスク管理や数値管理、管理、そして会社が求める計画を実行し、結果を出すためにどのようなアイディアや行動をすればよいかを考えていくための基礎研修です。
第4位 ハラスメント研修
現場の管理職が頭を悩ませる問題の一つとして、パワハラ(パワーハラスメント)や、セクハラ(セクシュアルハラスメント)、モラハラ(モラルハラスメント)、マタニティハラスメント、パタニティハラスメントなどがありますね。なんとなくわかっているつもりでも、知らずのうちに、相手に不快なことをしている可能性があります。部下を育成したり、現場の人間関係で起きる基本知識やそのときの職場での対処法等を学びます。ここもコミュニケーションの問題が基礎にありがちなので、職場全体でコミュニケーションのノウハウをきちんと身に付けさせることも大事です。
第5位 人事評価研修
人事評価を行う上で必要となる評価の手順やコツ、評価面談のポイントなどを学びます。管理職には、目標設定・人事評価通して部下を組織の「あるべき人材像」へと成長させることが求められます。
企業研修まとめ
いろいろな研修があり、それを教える専門家の講師が存在します。同じタイトルの研修だったとしても、講師によって、教え方や説明、楽しんで身につくのか、恐怖を植え付けるスタイルなのか、などさまざまです。研修名だけで選ぶのだけではなく、講師の考え方や人柄、どのような研修スタイルをモットーとしているのかも、とても重要な選び方の一つです。
なぜなら、企業研修では、受講する社員全員が前向きに研修を受けたいと思っていないからです。研修の成果は、その講師への親しみ感や、この講師の話なら聞いてみよう、実践してみようと思ってもらうことが必要なんです。
社内に外部からの講師を招いての集合研修は、一回の研修で、おおむね6人~20人程度で実施することが多いです。人数が1人、2人を学ばせたいという場合は、少ないので、外部で公募している公開研修などを利用しましょう。
人の育成は、時間がかかります。繰り返し、定期的に実施することで、育っていきます。多くの会社がやりがちなのは、新人研修をやったら、そのまま数年、社内の商品などの業務関連の研修しかないという会社も多いのです。そして、管理職になって、いきなり、2時間~1日程度の基礎を教えるだけで、人材育成しろとほったらかし、ということになってしまい、業務に追われ、知識もスキルもないまま、もがき苦しんでいる人をたくさん見てきました。
定期的に、学ぶという時間をしっかりとる、計画的に実施することを継続することが、企業存続への重要なカギとなります。
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