セミナー講師や講演の講師として、聴衆の前で話す人は、話し方がとても大事です。講師はもちろんですが、経営者や社長ですと、社員の前で話をしたり、
会合で人前で話すことが求めらることが多くなります。立場の違いはあるかもしれませんが、人前で話す機会は、必ずどこかの場面でやってくるものです。
これらプレゼン能力ともいう人を惹きつける話し方は、職種に関係なくプレゼン能力が高いと役立ってくれます。
話し初めの冒頭で、相手の心を掴むことで、そのあと聴衆の意識を引き寄せることができるのです。講師に興味を持っている聴衆の意識を集めやすいのが、最初の時間なのです。ただし、そう長い時間ではありません。
リピート率96%超の人気セミナー講師で、元アナウンサーの経歴をもつわたしが、
今回は、どのようにして、最初の時間を有効に使い、聴衆の心を惹きつけるかをお伝えしますね!
オープニングで聴衆を惹きつける話の内容
目次
よく「つかみ」が大事ですよ、と言われますよね。聴衆に向けて、
プレゼンや講演の内容を興味を持って最後まで聞いてもらうためには、どうすればよいのでしょうか。具体的にして準備をしておきましょう。
以下の3つをご紹介しますね
1.自己紹介とともに、講演のテーマに合った個人的な体験談を話す
2.聴講者の自身の問題として、質問して考えてもらう
3.社会的な公的な驚く現実やデータを紹介する
では、それぞれ見てきましょう。
1.個人的な体験をテーマに沿って話す
人前で話すとき、プレゼンや講演、研修なども同じですが、いきなりノウハウや詳細を話し始めるとうまくいきません。
冒頭のあいさつや掴みの場面では、聞き手は、あなたに警戒心を持っています。
要するに、「この講師は、このテーマで話すほどの価値のある人間なのか」と思っているということを頭に入れてください。
その心理を頭に入れ、冒頭では、
聴衆に「このテーマで人前で話す価値のある人間である」という証拠や説明が必要なのです。
あなたの話に前向きに、聴いてもらえるように少し「仕掛け」が必要なのです。
例文をご紹介しますね。
こんにちは!柳沼佐千子です。 わたしは、印象力で売上をアップさせる方法を教える専門家です。企業研修の講師として、接客や営業の方にお客様から瞬時に好かれる方法を教えています。 その結果、この方法を取り入れていただいた企業では、 著書にもありますが、小田急電鉄株式会社の駅員さん1000人をひとりで、印象研修を受け持ったり、システムキッチンのタカラスタンダード株式会社や、JR東日本、など、 この研修で寝た人は今ままでいません。 即効性のある、独自に編み出した印象研修です! |
このように、数値や実績、わたしが何をしている人なのか、などを散りばめて、
冒頭の挨拶でお話します。
やはり、大企業の名前や、結果が出ている数値、著書があること、
などが社会的な信用があることを伝えます。
いかに私の話を聴く価値があるのか、ということを
この冒頭の話に入れているのです。警戒心があり、どんな先生なんだろうと、思っている受講者や聴講者の心をスッキリさせて、前向きに聴こうと思ってもらうようにすることが大事です。
ゆとりが出てきたら、あなたの体験談をストーリー的にして話すことをやってみてくださいね。
これは効果的が高く心を掴めます。
過去の苦労した体験談や、成功の経験などを、
物語の色どりある話の内容にチャレンジしてみてくださいね。
心に印象深く残るという効果があるのです。
質問をして考えてもらう
講演やプレゼン、研修の冒頭で、質問をしてみましょう。これは、受講者や聴講者が、実際に自分自身に起きた経験にあてはめてもらうことになるので、これからの話が、本人にとって役に立つものですよと、投げかけになります。
例えば、
「月末に、営業成績がふるわず、上司の顔を見るのが怖い」
「営業成績の棒グラフ、を社内で見るのがストレスだ」
「優秀で言い返してくる部下が怖い」
など、その日の聴講者に共通しそうな内容で、かつ、講演やプレゼンのテーマの趣旨にあっているもの
がポイントですね。
会場で、隣同士の人が、これらの質問をきっかけに
話し合えたら、なお盛り上がる話のネタにもなりますね。
「接客で印象のスキルは重要です」「営業は、人の印象で決まります」「笑顔で話しましょう」
と伝えても、当たり前だし、そんなこと知っている、と思われて、
受講者の心に届きません。
講演や研修、プレゼンなど人前で話す機会のある人は、
どんなに良いテーマであっても、または、
当たり前に知ってそうな内容を題材なときでも、
どのように伝えるかを工夫すると、
劇的に聴き手の印象に深く刻みこむことができるのです。
その一つの方法として、「質問をする」を取り入れみてみてくださいね。
質問をしたあとに、考えてもらう時間をとりましょう。
そして、さらに、ゆとりがあれば、隣の人や近くの人とそのことについて話をしてもらう、と
なおアウトプットの時間ができるので、より、心で満足感が得られます。
社会的、公的な驚く現実やデータを紹介する
知っているようで、はっきりと知らないようなことはたくさんありますよね。
さらに、自分自身にも関係があると思うほど、え!と驚くものです。そういう社会的なデータや現実は、公的な出典やデータの出所を提示して、さらに、数値で説明すると効果的です。
「日本の人口は、50年後には今の3分の2に減る」
「海外からの訪日外国人は年間2万人を超えました」
社会的な客観的なデータや数値を提示すると、聴衆は、その現実にどう向き合えばよいのかと
気になるものです。
また、「へー!それは初めて知った!」という内容やデータも、効果的ですよ。
相手の心に響けば、あなたの話に集中し、スムーズに惹きこまれてきますよ。
心をつかむ「間」の時間とは
講演やセミナー、プレゼンの話の出だし時間を大切にしましょう。多くの講師は、主催者から紹介されて、拍手がパチパチと会場が落ち着かない時間から、話を始める人も多いです。
私の場合は、登壇するときに、拍手や聴衆のざわめきの中、人前に立ちます。
そして、マイクを持って、話す準備ができたら、
会場全体の人を見渡すのです。静かになっているのを見て、声を出し始めます。
慣れていない人は、拍手のざわざわした感じのまま、急いで話さなきゃと下を向きながら話始める人も多いです。
会場にいる聴衆の姿を見ると、つい、沈黙が怖くなるんですね。
ですが、アナウンサーのトークの技術にもありますが、会場中がしーんとなる瞬間を創ると、意識を自分に引き寄せることができるのです。これを「間」を取るといいます。
これは、冒頭のあいさつの場面だけではなくて、
ざわざわしていている、というときにも、
話さない、沈黙の時間を取ると、「あれ? どうしたんだろう?」と聴衆の顔が上がり、
講師に注目が集まります。
そのしーん、とした沈黙、静寂の時間のあとに、
講師が話し出すと、すーっと聴き手の心に言葉が入るのです。
そのとき話した言葉は、印象に残りやすいのです。
やってみるとわかるのですが、
実際は、3秒程度の時間、講師が黙るだけで、長く感じるものなんですね。 これを実践するときは、ちょっと勇気が必要かもしれません。でも、一度できてその効果を感じれば、堂々と「間」の時間を技術として使うことができるようになりますよ。
講演やセミナーで、人前で話すコツ!人気講師が実践している7つのコツ
本日のゴールを伝える!
だた話を聴くのではなく、この時間が終わった後に、どのような未来が手に入るのかを伝えるようにします。 セミナーや研修、講演では、受講者の方にとってのメリット、ベネフィット(利益)をお知らせすると意識がしっかりと向いてきます。
「今回のテーマでお話しすることで、あなたにとって良いことや得られることがありますよ」とお伝えします。 そして、受講者に、「本日この研修が終わってどんな自分になっていたいのか?」を聴くのも良いですよ。
いずれにしろ、はっきりと認識することで、得て帰っていただけるものが変わります。
講演や研修で受講される方の多くは、「誰でも簡単に、すぐに効果が出る」のを求めています。難しくて、そんなに変化がない、という感想がでてしまうような講演や研修、セミナーの内容だと、
「いいお話をありがとうございました」と言われて、
結局、どんなに素晴らしい内容だだったとしても、受講者の方が活用できずに終わってしまうのです。
受講者が、直後からすぐに行動できないセミナーというのは、満足度が低くなるので、人気セミナー講師や人気講演の講師になる道は遠くなります。
「この方法で、あなたも効果がでますよ」「このように使えますよ」と具体的にお伝えしましょう。聴衆が満足度の高い、ワクワクする講演やプレゼンになります。
講師が自己紹介するときのポイント
講師の自己紹介は、どのような人なのか、何をしてきたのか、
なぜあなたが講師としてふさわしいのか、を伝える内容にします。
冒頭で、聴衆が、あなたに対して信頼感や価値を感じれば、心を開いて話を聴く準備に入ります。
しかし、冒頭で、あなたの自己紹介の中で、あなたに価値を感じなければ、
そのあとの話も、心の中でブロックしていくことでしょう。素直に聴けない、という状態になります。
この違いは、大変大きな差となります。
これを頭に入れると、
冒頭では、なんとなく自己紹介をするのではなく、今日のテーマにいかにふさわしい経歴や知識、実績があるかを
話す必要があるのです。
ですので、謙遜したり、
自分自身を低く見積もり、少なめに話すと逆効果なのです。
ふさわしいと納得できる、価値を感じる人から話を聴きたいのです。
専門家から話を聴きたいのです。
セミナー講師として、始めたばかりの人は、
「私のような立場で……」といういい方をしたくなるこもあるでしょう。
ですが、これは、へりくだっているどころか、今日集まってくださった皆様に大変失礼ともいえるんですよ。
私のような若輩者が、、、とか、
わたしはまだ始めたばかりで、とか、
宣言する必要はありません。
むしろ、やってはいけません。
受講される方も、依頼者も、経験の少ない初心者にお金を払ってまで来てほしいなんて思わないのです。
専門家だからこそ、教わりたいのですよ。
講師の仕事をしている人は、プロフィールを実績を入れたものを
書いて、文章にまとめておくと、ホームページやチラシなどにも役立ちますよ。
講師は実績を数値で示し、差別化ポイントを伝えましょう
講師の自己紹介は、過去の実績を数値で伝えましょう。
実績や経験などを、自分で話すこと。
これは、自慢話のように思えるかもしれませんね。でも、これが必要です。
例えば、私の実績では、出版している、過去に10年超えの実績で、18000人以上を講師として印象研修を教えている、
サービス調査の結果が、私の研修受講後51%増になったなど、
いかに、すごいのか、という証明になるものは、
たくさん出して、まず、紙に書きだしてみてくださいね。
スライドで、多くの人の前で、講演をしている姿の写真や、著書の写真なども見せながら、
話をすると、なお効果的です。
セミナーや講演、プレゼンの冒頭で聴衆を引き込むコツ
講演やセミナー、プレゼンのように、人前で話す人は、聴衆の心を惹きつけるスキルが必要です。
そのための技術が存在しているのも事実です。
わたしが、何気なく、大勢の前で話を始めているように見えるのですが、
実は、その背後には、きちんとした聴衆を惹きつける技を持っていて、それを使い話をしています。
それが、話や伝えるという言葉になると、
目に見えない形で、過ぎていくので、技術を持っていない人にとっては、
なぜわたしの講演を聴くと引き込まれてしまうかは、わからないものなんですよね。
研修の打ち合わせに行った時に、
「2年前の講演のときの、あの話~~面白かったです」と
数年前のたった一度聞いただけの講演の内容が、深く印象として
刺さっているんですね。
なので、印象深く、相手の心に「話をする」ことができると、
ビジネスでリピート率や紹介が増えるという好循環に繋がるのです。
スピーチや、プレゼン、講演、社内の挨拶など、
人前で話す立場の人は、冒頭の話をしっかりと準備しましょう。
人は、初対面で好印象かどうかで、その後の判断が左右されるものです。
好印象の雰囲気も身に付けておいてくださいね。
それが成功できれば、まずはつかみはOKですね!
成功を祈ります!!
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