セミナー講師として登壇するときに、資料はどの程度のものを作成して、配布すればよいのだろうか?と迷っていませんか?

今日は、セミナーや研修で配布する資料の作り方についてお伝えしますね。私がこれまでに、17,000人超、年間150回登壇のセミナーや研修、講演で、実際にどんな資料を渡しているのかをご紹介しますね。

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セミナー講師の良くある悩み~資料はいるのか?

セミナー講師

そもそも、資料はどの程度作成し、配布するのが良いのでしょうか?

あなたは、どちらのタイプですか?

1.詳しくしっかり、文章で説明を解説している資料
2.ほとんどメモ代わりに使っていただくポイントのみの資料

資料は、そもそもどの程度いるのでしょうか?

私もセミナー講師として、スタートしたばかりのころ、とても悩みました。しっかりと作らないと、手抜きしていると思われるかな?や資料がしっかりしてこそ、ちゃんとしている講師だという評価がもらえると思っていました。

セミナー講師や講演、研修によっても変わります。

セミナー講師の友人からも聞いた話があるのですが、
「資料作成で疲れてしまう」

毎回、研修の仕事を受注するたびに、少しずつアレンジしてほしいという要望があり、その度に資料を作り直している。その時間に追われて、いつまでも楽になれない。。

研修やセミナーの仕事依頼がないときは、「仕事がない」と悩み、仕事がき始まると、今度は、「資料作成の時間に追われて、疲れてしまう」という悩みがでてくるのです。

セミナーの資料は、簡単でもOK!

人気セミナー講師

どうして、資料作成の時間に追われてしまうのでしょうか?

それは、セミナーや企業研修の作り方そのものに根本な原因があるのです。

資料作成に追われてしまう講師に共通している特徴

資料

1.パワーポイント(パワポ)のスライドがないと、企業研修やセミナーができない
2.受講者の手元に配布資料を渡さないと、教えられない
3.セミナーや研修の時間が余ったらどうしようと不安

そもそも、セミナーや講演もそうなのですが、スライドがなくても、手ぶらで話したり、研修をすすめたりできるスキルが必要なんですね。それが、できていないから、何年たっても資料作りとパワポの作成で疲弊してしまいます。

考え方にも次の2つのような、心理ブロックがありませんか?
1.「資料はしっかりつくるべき」
2.「受講者のために資料は細かく親切に作成しなければ」

結論から言いますね。
10年超で、全国の大企業も含めて、登壇し、リピート率96%の私の経験からすると、

資料は、関係ないです。

わたしの研修の資料は、メモ 程度しかありません。資料は詳しくしっかりつくるべきと思っている方からすれば、ものすごい不親切と手抜きに見えるかもしれませんね。

しかし、わたしは、資料に対して考え方を変えた理由が3つあります。

1.資料を見直す人は、ほとんどいないのが事実 苦笑
2.資料が詳しいほど、受講者が集中しない(あとで資料見ながら事後レポートを書けるから)
3.資料作成に時間をかけると、自分が他に時間を使えない

 

そもそも、セミナーの作り方を工夫すれば、資料はほぼ必要ないとさえいえます。受講者が必要な内容を自主的にメモすれば良い、という考え方に途中から切り替えました。で、結果は、96%リピート、直接大企業からも仕事依頼がきています。その資料について問題にされたことは、一度もありません。

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なぜ、資料が少なくても、企業から依頼が絶えないのか?

人気

一見、不親切とも見えてしまう、「資料が少ない」「メモ程度」の配布資料しかお渡ししないわたしです。

しかし、リピート96%の人気講師になっているのは、なぜだと思いますか?それは、相手が本当に手に入れたいものを提供しているからです。

セミナー依頼する企業が欲しいものは、

セミナーや研修を通して、得られる結果なのです。

資料がほしいわけではないのです。

私の例ですが、
私のところに依頼がくる企業の特徴は、「人の印象」を良くすることで、「営業成績を上げたい」のです。

要するに、

売上増、契約率向上、サービス調査の結果を上げる、リピーター率増、など、
接客や営業業績を上げたいのです。

わたしの研修では、軒並み、成績アップします。ですので、依頼側の企業のご担当者や社長が、望んでいる結果を出すので、資料の分厚さや詳細さなどは、評価の対象にはならないのです。

資料作りに疲弊する講師のあなたは、セミナーそのものの作り方や惹きつける話し方、好印象の技術をもっと身に付けて、セミナーや研修、講演そのものの作りや流れを作成し直しても、良い時期なのかもしれません。

資料の作り方~押さえておきたいポイント

セミナー講師

資料の作成をする前に、セミナーや研修について明確にしておきましょう。

1.誰のためのセミナーか
2.どんな結果を望んでいるのか

この2つは、とても重要です。資料作成の前に、もう一度、箇条書きで明確にしておきましょう。

より具体的にすることがコツです。
どんな業種、職種なのか。どんな結果を求めているのか?

住宅営業社員、初回のお客様とのアポイントの獲得数を上げたい、など、具体的にしましょう。

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セミナーの流れに沿って、ポイントを一言で書く

次にやることは、セミナーや研修の流れをすでに作っていると思うので、その流れに沿って、資料にしていきます。資料と言っても、まずは、詳しく前から作っていくのではなく、ざっくり、全体像を作ります。

ざっくりと研修で教える流れで「一言で書く」をやってみましょう!

1.なぜ笑顔が必要か?
2.好印象の法則とポイント
3.2種類の笑顔「思いきりの笑顔」「待機の笑顔」
4.マナーとの違い
5.好かれること優先!

など、セミナーや研修で進める順番通りに、全体像を紙に書いてみましょう。その次に、これでOKだなと思ったら、ワードなどにメモしていきます。

パワポが必要な人は、伝えたいことを一言にして、スライド一枚に一つのメッセージを入れ込んでいきましょう。

あとで書きなおせるので、まずは、どんどん入れてしまいます。

目的にあっているかどうか?をチェックする

セミナー講師にや人前で教える立場の人は、ものすごく知識量も経験値も高いんですよね。なので、ありがちなのですが、たくさん教えたくなってしまい、ついつい、あれもこれもと、詰込み過ぎてしまうのです。

その結果、親切思ってたくさん資料や研修にいれていくと、結果、受講生の方が、身につかないという結果をまねいてしまいます。多すぎて、消化できずいまいちな結果になってしまうことがよくあるのです。

シンプルにして、その日の研修やセミナーでわかってほしいことだけにする、という視点でもチェックしてくださいね。

資料を固める前に、リハーサルする

多くの方が陥りがちなのですが、卓上で資料を作り始めてしまうのです。メモ代わりのような流れだけをまずメモしたら、それを見ながら、リハーサルしましょう。

受講生が目の前にいると仮定して、

「こんにちは~!」と自己紹介からスタートして、実際のセミナーと同様に、話しながら、やってみてください。

すると、「あれ?この流れだと、説明がうまくいかないな」とか、「補足したほうがよいな」など気づくことがたくさん出てきます。

セミナースタートから、最後まで、ざっくりと、リハーサルして、これでOKとなったら、改めて資料を完成させるようにしましょう!

講演やセミナーで、人前で話すコツ!人気講師が実践している7つのコツ

自己紹介はセミナーの最初に入れる

自己紹介スライド

資料には、講師のプロフィールは、最後のページにつけておけばOKです。配布する資料には、特にページを割いてお渡しする必要はないです。もし、パワポを使うのなら、そこだけに入れてもいいです。

私の場合は、著書を見せながら実績を話すことで、以下の受講生の気持ち惹きつけます。

講師のためのプロフィールの書き方のコツ

なぜ自己紹介を先にするのか?

受講生は、どんな講師なのかとても気になっています。それと同時に、このセミナーや研修をする資格や立場の人なのかというのを、とても気にしているものなんですね。なので、背景として、講師の経歴や体験、実績を示すことで、講演や研修の聴く耳を持つとも言えます。

経歴や実績のないひとの話を聴いて、実践しようとは、なかなか思えないものですよね。

たとえば、マナー研修をする講師が、今まで一度も仕事をしたことがありません。マナーも自分で勉強しただけです。という講師と、接客コンテストで1位になった実績があり、高級ホテルで10年、約1000人の新人の育成をしてきました」という講師とでは、受講者の聴く姿勢が変わりますよね。

 

そのため自己紹介は、最初にいれておきましょう。そして、短めにポイントだけお話しするようにしましょう。長いと、「自慢話かよ~~」みたいな印象になりがちです。

まとめ

人気講師

資料をシンプルで済ませるようになるには、セミナーや講演、研修そのものの魅力的な展開やトーク術が必須です。セミナー講師で活躍したい方は、選ばれる講師になる秘訣もしっかりと身に付けて、資料も含めトータルで売れる人気講師になる土台を作っていきましょう!