こんにちは、柳沼佐千子です。講演会やセミナーの開催で、司会進行を任せられることもありますね。
経験がないときに、いきなり人前で話すとなると、
講師紹介は、どのようにすればよいか悩みますよね。
年間150回登壇、10年企業研修や講演で呼ばれる私の経験から、
よくある講師紹介の仕方をお伝えしますね。

講師紹介の下準備について

講師紹介をする司会をする場合は、事前に原稿を用意しましょう。

 

セミナー講師や講演会の講師のホームページや書籍で、
事前にプロフィールを調べましょう。

 

多くの場合、講演やセミナーの講師は、ホームページを持っていることがほとんどです。
「企業案内」「プロフィール」などのホームページのメニューバーを探しましょう。
ほとんどの場合は、その中に講師のプロフィールが、
文章にまとまっています。
まず、その文章をコピーして、
当日の司会の原稿として作成しておきましょう。
手元に、文章を用意しておくと安心です。
直接依頼するときは、講師に依頼メールをお送りしておくと、
時間や場所などの確認にもなります。

事前に講師に確認しておけばなお安心

一番、司会の時に間違ってはいけないのは、
漢字の読み方です。

特に、人の名前は、
念のために、読みかなを確認しておくと安心です。

講師のプロフィールは、
インターネット上での著書の紹介や、ホームページに記載されている情報が古い場合があります。

一度、調べて下準備してから、
心配な時は、事前に講師にその文章を送り、確認してもらうといいでしょう。

講師の呼び方

司会のときに、講師の敬称はどのような言い方が適切でしょうか。

「○○様」や「○○さん」「○○先生」などが代表的ですね。

 

講師によって、先生と呼ばれるのが好きな方や、嫌う方もいます。
特に決まりはないのですが、一番無難なのは、

 

本日講師を務めていただきます「○○様」です

という言い方が間違いでしょう。

失礼にならないようにと、
司会進行が初めての時は、緊張や気を使うことも多いかもしれません。

 

式典の内容や、当日登壇する講師がどのような立場の方かどうかによって
変わることもあります。
場合によっては、「○○さん」でまったく問題ないときもあります。
その業界で通例となっている呼び方を採用するのもいいでしょう。

 

医師や政治家だと、「○○先生」とお呼びすると良いと思います。

講師紹介の例文

講師紹介の例文を作る方法をお伝えしますね。
私は、講演や企業の研修のプロ講師として10年以上、
全国の企業を回ってきました。

その以前には、アナウンサーや司会をしていた経験があります。
講師紹介の文章を作成するときのコツをお伝えしますね。

以下の項目に沿って、作ると迷わず作成してみてくださいね^^

 

以下のようないくつかの項目をまず、記載して、
その項目に沿って、
文章を書き入れてみてください。

 

講師紹介の原稿作成時の項目

①開会のご挨拶
②司会担当のご挨拶
③講師紹介

1)主な略歴
2)現在の活動

③演題の紹介
④本日のテーマと狙いについて
⑤結びの言葉

実際の司会者用の文章の例

上記の項目に沿って、基本の文章を準備したら、実際に話す言葉で文章を整えてきましょう。

■開会5分前~

本日は、○○会社10周年記念講演会にお越しいただきありがとうございます。開会5分前になりました。ご来場の皆様にお願いがございます。
携帯電話は電源をお切りになるかマナーモードに設定をお願い致します。
また、この公園では、録音・録画ならびに携帯電話などによる写真撮影は固くお断りさせていただいております。ご協力のほどよろしくお願いいたします。

開会まで、今しばらくおまちくださいませ。


■開会のご挨拶

「みなさま、大変長らくお待たせいたしました。只今より、○○会社10周年記念講演会を開催いたします。本日はお忙しいなか、たくさんの皆様にお集りいただき、誠にありがとうございます。
ご挨拶申し遅れましたが、わたくしは、本日司会進行を務めさせていただきます、本社総務部、佐藤と申します。
どうぞ宜しくお願い致します。


■講師の経歴紹介

1)紹介
「本日は、おもてなしをテーマにご講演いただく、
○○先生のご紹介をさせていただきます。

2)主な略歴
○○先生は、●●大学をご卒業後、海外で10年ほど世界でも有名な○○ホテルにて、接客指導をされ、○○接客コンテストで毎年優勝されるスタッフを数多く輩出された経歴をお持ちです。

3)現在の活動

人材育成の専門家として、現在は、○○として、××でご活躍されております。20××年には、ベストセラーになった『○○』などを含め、50冊以上の著書がございます。
数々のメディアに出演され、毎週水曜日のTV「○○番組」にも●●として出演されております。

■講師の紹介

「○○先生には、本日は『●●●●』をテーマに、若い世代の人材育成のあり方やコツについてお話いただきます。それでは大きな拍手でお迎えくださいませ。

それでは、●●先生、お願いいたします!」

講演が終わったら、講師宛にお礼メールを出すと好印象ですよ!

講演後の講師へのお礼のメールの書き方コツ

講師紹介の司会のまとめ

通常、講師派遣のエージェントを通した場合は、
担当者から講師のプロフィール文章をいただけます。

直接講師に依頼した場合は、
公式のプロフィールサイトからプロフィール文章を準備するか、講師に依頼し、プロフィール文章を貰うこともできます。

 

講演会や研修、セミナーや式典などで、
外部講師をお呼びする機会もありますよね。
そんなときは、焦らず、原稿を用意し、
何度も声に出して読んでみてくださいね。

 

黙読しているのと、声を出すのでは、
本番の成功率が全く違います。

本番のような気持で、声をだして、
原稿を読んでみましょう。その時は、原稿だけではなく、
会場の人に目を向けながら話す練習も忘れずに。

多くの人の前で、司会をするときは、
表情と声の印象がとても重要です!

当日にいきなりできるものではないので、
この機会に、練習をして、身に付けてしまいましょう。

一度スキルが身につけば、この後も、司会を頼まれても、
堂々と楽しく担当することができますよ!

好かれる人になるコツは、笑顔の作り方にコツがあります。
笑顔と声のトーンの印象にも気を使って、司会の練習をしてくださいね。

成功をお祈りしています!

『空気を読まずに0.1秒で好かれる方法。』 朝日新聞出版 

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