こんにちは!柳沼佐千子です。
企業研修をするセミナー講師になる方へ
多くの講師と同じような内容ばかりだと、人気講師になるのは難しいのです。
そこで、重要なのは、
あなた独自のセミナーをつくることなんですね。
しかし、オリジナルのセミナーをつくるだけではダメなのです。
以下の8つのポイントを分析して、
あなただからこそ、きてください!
と言われるセミナーを創り上げましょう!
1、あなたが出会いたいお客様はどんな人(会社)ですか?
目次
ビジネスのキホンですが、
ターゲットを決める、というがとても重要です。
ターゲットとは、
理想とするお客様のことです。
企業研修では、
1.業種
・住宅会社
・ホテル
・自動車販売
・美容店
など、どんな会社が、あなたのお客様にぴったりでしょうか?
候補を出してみましょう!
2.受講者の職種や立場
・営業
・接客
・技術職者
・新人
・管理職
受講者の職種や立場も決めると、より具体的に
考えることができますね。
2、あなたが出会いたいお客様はどんな人ですか?
さらに詳しく、具体化させます。
企業研修の場合は、
1.発注者が会社であり、その担当者、決定権者がいる
2.受講者は、社員である
企業研修のセミナー講師のケースは、
ターゲットが2種あることを頭にいれましょう。
そして、それぞれで、
どんなお客様が、あなたのセミナーを受けてとても喜ぶか。
具体的な人物像を描きます。
これを「ペルソナ」を設定するといいます。
3、そのお客様像を分解してみましょう
ペルソナ設定は、
ある1人を具体的にイメージします。
■ペルソナ設定の内容
1.年齢
2.性別
3.住んでいる場所
4.仕事内容
5.家族
6.趣味
7.性格や行動
8.外見
9.服装や持ち物
10.考え方など
知っている人を設定しても、架空の人物でもOKです!
もっと細かく項目を決めてもいいですよ!
あなたのセミナーや研修内容を、喜んでくれる人、
あああ!!これ、わたしのためにある講座だ!!と
思ってしまうような、
この人が、とても喜ぶ、かゆいところに手が届くような
セミナーをつくることが大事です。
よくありがちなダメなケース
多くの人に受け入れてもらいたい、と思ってしまい、
あの人にもいいし、この人にも役立つし、、
といろんな人に合わせて内容をつくってしまう人がいます。
これをすると、逆に、
どのひとにも、ぼんやりと薄いような印象で伝わってしまうんです。
すると、対象を広げたから、
さぞかし、たくさん反応があるだろう!!なんて期待して、
ふたを開けてみると、あまり反応がない。
こんな状況に陥りがちなんですね。
対象者を絞るということは、とても怖いものですが、
しっかりと、ここを決めてください。
逆に、その周りの人からも反応がくるものなのです。
企業研修のセミナー講師の場合は、
このペルソナ設定は、2種類します。
1.企業で研修依頼する人
2.セミナー受講者の社員
4、絞り込んだお客様の「行動するレベル状態」を確認
お客様には、段階があります。
1.初心者:企業研修を導入したことがない会社
2.中級者:企業研修はやっているが、内容を変えたい
3.上級者:専門の内容に特化してやりたい
相手の会社がどのような状態なのか?
まず、ヒアリングすることが大事です。
または、こういう会社にぴったりだなと
想定しながら作りましょう。
時間差がある
個人で募集を募るセミナーと企業研修の依頼では、
違うところがあります。
企業研修の依頼がくるのは、時間差があります。
なぜなら、予算があるからなんですね。
今期の予算、来期の予算など、
事前に決めた枠内で、実施することが多いので、
すぐに、来週、、なんていうケースは少ないのです。
企業研修や公共機関、商工会議所などで、セミナーを実施したい場合は、
慌てないようにしましょう。
時間がかかるからこそ、しっかりと
揺るがない土台を創り上げることが大事です!
一度動き始まると、
依頼が右肩上がりになっていきます。
5、明確化したお客様の「悩み」「欲求」とは?
企業では、どんなことで悩んでいるでしょうか?
その悩みをより具体的に、出してみましょう。
企業の悩みの例
・新人の育成ができない
・営業の相手の心に響く説明の仕方を教えられない
・言葉遣いを教えられない
・管理職に部下育成の考え方を学んでほしい
・パワハラ、セクハラを根本的になくす社風にしたい
・すぐ辞める新人をなんとかしたい
など、さまざまな悩みがあるはずです。
あなたが提供したいセミナーの内容は、どんなことでしょうか?
相手の悩みを考えてみましょう。
もしあなたがセミナーをすでにしているのなら、
アンケートを書いてもらい、悩みを知るのもいい方法です!
6、お客様の「悩み」「欲求」の解決策
つぎに、お客様の悩みを解決する方法は、
どんなことが挙げられるでしょうか?
なにを教えてあげれば、解決できるでしょうか ?
お客様が研修を依頼するのは、
なにかの悩みを解決したいから、なんですね。
どんな悩みや不快を感じているのか、
明確にしていきましょう!
7、「あなたから買う理由」「得られる成果」
さて、解決策をセミナーで研修で提供できそうになってきましたね。
そのとき、同じ内容を教えているセミナー講師がどれくらいいるでしょうか?
それを調べることが大切です。
競合の分析です。
競合の分析の仕方
この競合が、あなたの同業他社になります。
すると、依頼するお客様の立場で考えてみましょう。
この内容のセミナーなら、他の講師の方がいいんじゃないか?
同じ金額なら、別の講師の方がいいよね??と
比べられます。
そんなときに、あなたに依頼する
明確な理由が必要なんです。
それを書き出してみましょう!
「なぜ、あなたに頼まなければならないのですか?」に答えてみましょう!
実は、この質問、
わたしが企業研修の講師を始めるときに、
創業塾で学んだ時に、教わった内容のひとつでした。
実績もなにもなかった私には、
この言葉は、心にグサっと突き刺さるほどきつかったです。
なぜなら、この言葉にこたえられる理由が
なにひとつ見つからなかったのです。
とても落ち込みました。
でも、それでも、お客様がひとりもいない状況が半年も続いても、
続けました。
■セミナー講師としてゼロから今に至るまでの経験談をこちらにまとめました
柳沼佐千子の人気セミナー講師になるまで
なぜ続けられたかというと、
「思い」があったからです。
著書にも書きましたが、長年、人間関係に苦しんだわたしは、
この方法を取り入れたら、多くの人が、もっと楽に、楽しく
結果も出せるという確信と、これを伝えたい、という
強い思いがあったからです。
なので、ビジネスも
あなたの心の中に、強い思いがあることが、
とっても重要なんですよ。
著書:『空気を読まずに0.1秒で好かれる方法。』朝日新聞出版
8.「誰の、何を解決する、何の専門家なのか」
ここまできたら、
あなたが提供するセミナーや研修が、どの企業で喜ばれるのか、
選ばれるのか、明確になってきましたね。
そしたら、
「誰の」
「何を解決する」
「何の専門家」 です。
と、明確に文章にしてみましょう!
ひとことで、はっきりと言えなければ、
相手にも伝わりません。
いろんな言い回しや言葉をだしてみてください。
明確で、ぴったりの言葉を選んでいきましょう。
まとめ
人気あるセミナー講師になる人や、企業研修の講師を頼まれ、リピート率や紹介が多いのには、
理由があります。
なんとなく、適当にやりはじめるのも
一つの方法ですが、
きちんと、自分自身を分析して、
しっかりと立ち位置を明確にしてから、始めると、あとで差が大きくつきますよ!
そして、あなたがどうして、その研修やセミナーを届けたいのか、
強い思い、を明確にしておきましょう!
その強い思いで、まだ会っていない誰かの
人生を変えるほどの助けになる可能性があるのです。
その人に届けるには、形にして伝える準備が必要ですね。
あなたの経験、伝えたいこと、
待っている人が、いますよ!
セミナー講師を始めたとき、一件目のお客様は
どこからくるのか?商工会議所でセミナー講師として呼ばれるには、
どんな経緯をだどったのか、、起業したての頃、
わたしは知りたかったです。もしよかったら、わたしの体験談をまとめましたので、
よんでみてくださいね。
ゼロから立ち上げて、セミナー講師として今のようになったのか、
わたしの体験談はこちらです